マネジメント・アプローチは、次の長所があるとされている。まず、(1)ビジネス・セグメント・アプローチで用いられるビジネス・セグメントは主観的要素が強いのに対し、内部組織に基づくセグメントにはより客観性があること、(2)企業の内部組織は、経営者が重要と考えるリスクや収益機会を反映して構築されているので、内部組織に基づく情報はそれ自体として財務諸表の利用者に価値の高い情報を提供すると考えられること、(3)「経営者の目を通して企業を見る」ことになるため、将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を与えるような経営者の行動を予測することが容易になること、(4)内部報告を基礎とするため、外部報告のための追加的なコストを要しないことなどが挙げられる。