国民的ブランドへの道へ

2012-01-11

映画『華麗なるギャツビー』(一九七四年)や『アニー・ホール』(七七年)の衣裳デザインを担当して、当時のファッションにも大きな影響を与えてきた。ラルフ−ローレンは八〇年代にピークを迎える。ビジネスに成功したヤッピーたちが上流階級的スタイルを求めて、クラシックかつモダンなローレンのファッションに群がった。このころバブルに沸いていた日本でも熱狂的な支持を受けている。八〇年代後半、ヌーボー・リッシュ(新興富裕層)のライフスタイルが宣伝されたとき、ポロ−ラルフのジャケットやサンタフェ風スタイルは渋カジの制服となったものだ。

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九〇年代はスポーツ−ラインなどブランド数も増えて、国民的ブランドへの道をたどりつつある。こうした方向性はこれまでのブランド−イメージを拡散させかねないようにも思われるが、抜け目のない経営者ラルフ−ローレンに限っては、そんな心配は無用というものだろう。