人にはそれぞれどうしても相性というものがあります。「最初はよかったけど、長く付き合ってみると、合わないかもしれない……」なんて経験は誰でも1度や2度はあるものです。見合いをしてすぐに結納まで収めたのに……。設計の業務委託契約というものはそれに近いといっても間違いありません。「替えたいけどお金を払ってしまったので」相性が合わないけど我慢して打合せをした結果、良い住宅・満足できる住宅が建つでしょうか……。
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じつは、こんな事例もあったのです。そもそも、Mさんには意中の住宅メーカーがありました。しかし、そのメーカーでは予算があわないのと「設計が時間をとって私たちの話をきいてくれない」などの理由があって、そのメーカーとの打合せは中止されていました。私がお会いするまで、いくつもの住宅会社やその会社から紹介された設計事務所と打合せをしてきたのですが、Mさんの「希望に対応できなかった」ため、ホームページで偶然、当社をみつけて相談されたのです。そのMさんとの打合せを始めてから6ヵ月。その間、Mさんからさまざまなリクエストに応えようと努力もしてきました。いったいどれだけプランを打合せしたことでしょう。「○○さん、担当の設計士を替えてもらえないでしょうか」「どうしたのですか」「あの人とはフィーリングが合わないみたいです」「それはいちばん大切なことだと思うので、ほかの設計士をご紹介します」