Mさん自身も母親との一体感が強いという。「私はあまり母の期待に応えられなかったんだろうな。小学校はすべりどめしか受からなかったし、大学も、母としてはほんとは国立の理学部とか経済学部とか行って欲しかったらしい。私にはぜったいにそうは言わないけれど、きっと期待裏着切っちゃっているんだと感じてるんです。ほら、母子一体だからすぐわかっちゃう」ちょっと自嘲気味に笑った。長年塾に通いつづけて、たくさんの“ジュクトモ”(塾でできる友だちという意味)を観察していて、カナワナイなと思うのは、母娘の関係よりも男の子と母親の一体化だそうだ。「とくにちょっと勉強ができる男の子の母親は『ひゃ! 勘弁』って逃げだしたくなるくらい、すごく子どもにのめりこんじゃう」と言う。
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