UAの創業は1989年である。セレクトショップ「ビームス」の常務だったS(現UA会長)が、同じ志を持つ取締役の岩城哲哉(現UA社長)ら9名とともに独立、UAを設立した。コンセプトに掲げたのは、「日本の生活文化の規範をつくる」であった。それが商いの理念や商いのスタンダードづくりにつながっている。Sは「私の役割、使命は、まず商人であることです」という。これには二つの意味が込められている。一つは時代の変化や顧客の変化にきちんと対応していくこと。もう一つは顧客満足が最大の使命であるということである。そして「わが社の社会貢献の第一は、顧客満足である。これなくして売上げも利益もない」「サービスはクリエーションであり、それを果たしていくのがわれわれの使命」と強調している。したがって接客についても「商品をお勧めする際に『お客様、とてもお似合いです』などといっていたのでは、お話にならない」と切り捨てる。