合成ポリマーで皮膚のエコロジーが守れると思いますか?多くの方が見逃していますが、合成ポリマーの水溶液は、たとえ薄い溶液でも皮膜形成剤として開発された成分です。その代表的なものが「〜メチコン」(シリコーン系)や「フルオロ」(フッ素系)、また「〜コポリマー」という表示名称の成分の皮膜形成剤です。ジェルは少量の水を含んだ強い皮膜となって皮膚にピタッと貼りつきます。ラップやビニールが顔に貼りついているところを想像してみてください。そんな環境下で微生物は生きていけるものではありません。合成ポリマーが皮膚のエコロジーを狂わせ、微生物を苦しめる環境を作っているのです。合成ポリマーは、合成だから悪いのではありません。微生物が代謝できない皮膜を形成し、彼らの行動と生活、繁殖を妨害しすぎるから非難しているのです。人間だって、粘体で密閉された空間で生きのびることはできないでしょう?
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短期的にはともかく、長期的には皮膚の健康を放棄する行為にほかならないと理解していただきたいと思います。北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどには強い乾季があります。僕の身内の人がオーストラリアに一時転勤になりました。その人が「空気が乾燥して皮膚が痛くてたまらないから化粧水を送ってくれ」といってきました。皮膚のバリアの強い日本人であっても、これらの地域特有の乾季においては、皮膚の水分がバリアをつきぬけて蒸発してしまったのでしょう。では、肌の弱い欧米人はどんな化粧品を使っているのでしょうか。水分の蒸発を少しでも防ごうとジェル化粧品を使っているのです。もともと合成ポリマー入りのジェル化粧品は、外国から入ってきた化粧品です。とにかく痛みを感じるほど乾燥から肌を守るためるに、皮膚のエコロジーなど二の次、三の次……、いや、考えもしない。だから、肌の汚い人が多いでしょう。日本の風土ではジェルは必要ありません。このことを知らずにジェルを日本に持ち込んだ人はともかく、以前から知っていてジェルを「無添加化粧品である」といい、自然派を装って全国を席巻した業者もいます。これは悪質です。水溶性の合成ポリマーは、たとえば軟膏の閉塞剤(皮膚表面に皮膜となって薬が落ちないようにする密閉剤)みたいに一時的な目的には適しています。
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