国立大学附属小学校しかない

2011-03-22

「中学受験はぜったいにさせたくなかった。だって小学校三年生から塾通いと聞いただけで、いやになってしまうじゃないですか。それと私立小学校に入れる気はまったくなかったんです。私立小のおもだったところは大学附属でしょ。大学は、自分の意志で勉強して行きたい学校を選ぶべきだと考えていました。ストレートに大学まで行けてしまう学校にいて、さあ、外部受験をしなさいとなっても、親と子によほどの自覚がなければならない。それもかなわないなあと考えたのです。そうなると、国立大学附属小学校しかない。落ちたら落ちたで公立小学校に入れるが、運良く入れば親の不安を解消できる。それくらいの気持ちではじめました」家庭裁判所での研修で気持ちが一気に小学校受験に傾いた七月のことを、Rさん夫婦は「家裁の変」と呼んでいる。「家裁の変」のあと、それまで保育園でのんきに過ごしていた子どもを連れて、大手塾の門をくぐったのが九月。「七月に『家裁の変』があって、それでも夫婦二人とも仕事が忙しくて具体的行動に移れなかったのですが、ようやく九月になってから大手塾『伸芽会』に行き、十一月に受験したいんです、と言ったら、あちらはのけぞって驚いていました」

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