カジュアル・バイリンガルのすすめでは、日本でごく自然に英語と接するにはどうしたらよいのでしょうか。テレビや雑誌を見ると英語が流れてきますが、それらは日本語のなかに入ってきた借入語です。若者のバラエティーショーなど、カジュアルな番組になると特にその数が増えます。日本語を話したかと思うと、英語の単語が出てくる。日本という国では、べらべらべらと英語オンリーで話す必要はありません。「OKthatsgood.それでいいね」と、いわゆるちゃんぽんもよく耳にします。それをダメだと言う理由はなにもありません。日本に長く滞在している英語のネイティブ・スピーカーの多くも、リラックスしたふだんの生活ではそのような話し方をよくします。私は、幼児から小学6年生までの普段の生活のなかに、どのくらいの英語が入っているかを調べてみました。すると、幼児で400語、小学校6年生では少なくとも1600の語句がありました。よく調べたらもっとあるでしょう。現在、私の研究会の学生たちが、幼児、小学生、中学生、高校生に分けてどのくらいのことばが日本語に入っているかを調べています。例えば、「コンピュータ」ということばをとってみましょう。これは英語です。でも本当は英語ではないのです。これは、フランス語経由で英語に入ったラテン語なのです。実は、英語自体、フランス語経由でラテン語とギリシヤ語の語句を多数入れて、現代のような洗練された言語になったのです。